お役立ち情報第106弾
続 身長の伸ばし方
◆遺伝的な身長
カラダは、25歳までに作り上げられると言われています。 成長にかかる遺伝情報は、設計図として組み込まれています。 つまり、大きくなれる・なれないは生まれつきという考え方です。 そう言われてしまうと【低身長=しょうがない】と、なっちゃいますね。
しかし・・・
ここで、大事なことは・・・ 【勝手に身長は伸びるものではない】ということです。 少なくとも設計図の最大マックスまで伸びる方法を考えなくてはいけないのです。 身長が伸びる要素を使いこなすことが重要です。
◆重力刺激
カラダには、常に地球の重力1Gがかかっています。 全人類共通ですが、大事なのは・・・。 全身均一に、かかっているということ。 もっと、細かくいうと 関節(骨の継ぎ目)に、刺激としてかかっていること!
身長は、骨が伸びるわけです。 骨の成長部は、骨の端っこ(骨端)です。 関節は、骨端に位置するため【刺激】が必要なのです。
特に必要な関節は・・・
【背骨(頸椎)(胸椎)(腰椎)、股関節、膝関節、足関節】です。 背骨は、24椎・上下に関節が多数あります。 例えば、24椎の上下が3mmづつ伸びたら、24×2(上下)×3mm=144mm 約15cmは伸びます。 刺激が強いところで伸びやすくなります。 上を見ていれば、首が伸びます。 重い荷物を持てば、腰が伸びます。 【股関節】は、特に重要です。 歩行・走行の基本は、股関節を押し出すようにすることが基本です。 股関節・膝・足首に適切な刺激を入れるには、【裸足】がベストです。 裸足でジャンプすると、股関節の使い方が上手になります。 成長期に子供は特に、裸足や薄底の靴がベスト! 地面反力を直にカラダで感じるためです。
◆栄養
カルシウムが必要!と教えられてきましたが果たしてそうでしょうか? 私も中学生のころ、カルシウム神話の信者だったので、毎日牛乳1リットル・煮干しを一袋バリバリしてました。 当時、妙に疲れやすかったことを覚えています。 私は、牛乳は合わないお腹だったのにもかかわらず飲み続けることによって腸の機能低下がおきていたのだと思われます。いわゆる、乳糖不耐症ですね。 結局、腸の機能低下は、栄養吸収障害になるので過食しないとカラダが維持できなくなったようです。 いわゆる、肥満児の形成ですね。
つまり、何が言いたいかというと・・・
- 偏った食生活を控える
- 適度に胃腸を休ませる
- 自分の適応する食を理解する
昨今は、食の豊和時代! 【命をいただく】という感謝の念を忘れがちです。 いただく命が、カラダを作っていると思うことが人間形成で大事なことです。
◆感度
私たちは、見たもの・聞いたもの・嗅いだもの・感じたものをインプット(吸収)して、脳で整理をしてからアウトプット(行動)しています。 これらはすべて、脳神経のなせる業です。 神経は、カラダの隅々に張り巡らせており、それそれの機関へ命令を送り続けています。 人間の感度は、テレビのアンテナのように外部の情報を探知できるようになってるし、インターネットのように人々との調和も可能になります。 つまり、感度は外へ広がっていくということです。これを、【感度の拡大】といいます。 サッカーのチームプレイや会社の組織、PTA会でうまくいくには、感度の拡大が不可欠です。
おもしろいことに、感度が広がって外部との調和がおこり始めるとカラダが似た者同士になってきます。 サッカー部なら足が速くなる。バレー・バスケット部なかジャンプ力が上がる。 美術部なら感性が上がる。 など 調和と感度が一致してくると【なりたい私=なりたいカラダ】になっていきます。
▼子は、親の背中を見て育つ
整体としていて気付くことですが、親子の背中は似ています。 形だけでなく固さや動きの癖なども似ます。(まるでコピーです) 血のつながりは関係ないようで、夫婦関係・師弟関係でも同じことが言えます。 無意識のうちに調和されているのだろうと思われます。
※やさしい手使いが感度を上げる秘訣
机を激しく叩いたり・ドアを思い切り閉めたり・鞄を放り投げたり・食器をガンッと置いてみたり、ものを雑多に扱う人がいます。 こういう人は、例外なく背骨が固くなっています。 そして、掌が固いです。 神経伝達が鈍くなるため感度が低くなります。つまり、調和しずらくなります。 そんな人々に励行してもらいたいのが、【ものにやさしくなること】です。 親はどうあるべきか? 理想的な上司とは? 立派な師匠像? と問われますが、まずやるべきことは【ものにやさしくなること】です。
絶対的にやさしくなれる〇〇があります。 それは、【あかちゃん】です! あかちゃんを抱っこするときは、感度を上げないと抱っこできません。 全身全霊で守らないといけないからです。
身長を伸ばすこと=カラダを作ること つまり【重力刺激・栄養(命)・感度】です。 カラダが出来上がるのは、25歳までです。 子は、親や周りの大人たちに憧れをいだいて成長します。