歯ぎしり 噛みしめ

お役立ち情報第76弾

歯ぎしり 噛みしめ

 

◆歯ぎしり 噛みしめの原因

 原因は、大きく3つに分類されます

  • 噛み合わせの不正列、 頭のゆがみ
  • 生理的な原因
  • 自律神経の原因

◆噛み合わせ 頭のゆがみ

 虫歯や顎の不調などで左右差があったり、頭の骨がゆがむと、体全体の姿勢が乱れてしまいます。

 人体は、常に姿勢を補正しながら生活しています。 補正は、静止した状態では補正されません。 したがって、人は常に動いて補正しているのです。

 【寝返りは、頭の補正をする】

 歯ぎしりを習慣にしている人は、寝返りをしないようです。 つまり、体全体で補正できない。 なので、顎を噛みしめて補正しているんですね。

 ➡寝返りは、硬めの布団が適しています

◆生理的な原因

 【噛みしめ⇔血糖値】の関係があります 顎に刺激が入ると血糖値が上昇することが知られています。 糖尿病のように、低血糖に苛まれる人が要注意。 また、寝る直前に食事したり、夜中にアイスクリームなどを食べる習慣のある人は、寝ている間に血糖値が降下するので生理的に噛みしめてしまうようです。

 ➡食事は、寝る2時間前までに済ませましょう

◆自律神経の原因

 自律神経が作用する筋肉で代表的なものに、胸鎖乳突筋(首の前面)と横隔膜(みぞおち)があります。 寝る前に緊張のスイッチがOFFにならないと、胸鎖乳突筋と横隔膜が緊張したままで寝てしまいます。 呼吸が苦しいので、脳内酸素量が減ってくるのです。 それで仕方なく、歯ぎしりすることで脳内血流量を増加させる仕組みです。

 ➡猫背改善、腹式呼吸の習得がよい

※対処療法では、歯列調整やマウスピースなどがありますが、原因は体全身のことだと考えた方がよいのです。 たかが歯ぎしりと思うなかれ! 大きな病気が潜んでいるかもしれませんよ