お役立ち情報第97弾
骨盤調整の新常識
◆骨盤は、超高性能トランスミッション
車で例えると、変速ギア装置トランスミッション=人間の骨盤です。 骨盤の場合は、特に優秀で足と上半身、内蔵(腸)の駆動を全自動で調整しています。
また、注目すべき点は、【行動のトランスミッション】と言えます。
- 歩く走る意思が働く➡骨盤は前傾する➡腸の活動を弱くする➡内転筋とハムストリングスの活動を促す➡歩く走る
- 食べる➡骨盤は後傾する➡腸の活動が活発になる
- 排泄➡後傾する
このように、意思や自律神経の作用により筋肉を微細に動かしながら骨盤を設定位置に動かしているのです。
つまり、骨盤は常に変化しながら適切に自動的に動いているということなのです。
◆骨盤は固定してはならない
腰痛予防や美容形成のために、骨盤を常に締め付けている人がよくいます。 これらは、動きを制限することになるので骨盤にとってはNGです。 例えば、ヒップアップの矯正グッズをはき続けたとします。 骨盤を前傾のままにしているということなので、内蔵(腸)の機能低下を促すことになります。 お尻の形状は整ったにしても消化不良や便秘に悩まされることが多くなり、代謝が低下して太りやすくなる結果となるのです。
▶産後の骨盤矯正は、要注意
産後の骨盤ベルトを半年の1年もはき続けている人がいます。 産後は、骨盤まわりがルーズになるので一定の固定が必要です。 健康な人であれば、産後3週間の固定で恥骨などの開いた骨盤は元通りになると言われています。
では、なぜ? 固定し続けるようになってしまったのか?
妊娠以前から骨盤を動かしてなかったから! です。 そして、一番骨盤を停止させてしまった原因がコレ
【内蔵下垂による骨盤圧迫】 そして、内蔵下垂の最大原因が呼吸が浅いということです。 さらに、ひどくなると足のねじれからくる股関節圧迫です。
産後のケアは、産前・マタニティ期からのケアも大事なのです。 くれぐれも、骨盤を固定することのないように!