お役立ち情報第79弾
リンパの流れ
◆リンパの流れにはポイントがあります
リンパ重要ポイント
- 顎下(顔面 首 咽頭)
- 腋窩・脇(肩 腕)
- 腹部(臓器 腸)
- 鼠径部 股関節(足)
- 鎖骨(全身)
▶顎下(あごした)
頭部・咽頭のリンパです 耳の下や顎下にリンパ節があって、ウイルス性の風邪や炎症があると腫れたり、熱をもったりします。 詰まりがあると、顔が浮腫んだりします。 鼻の異物除去能力や咽頭の異物センサー、耳の平衡感覚・聴覚において、リンパの流れはとても大事です。
▶腋窩 脇
腕・胸部から首にかけてのリンパ節です。 腕の機能、心肺機能、上肢帯に影響のあるリンパです。肩こりのある人は、たいてい詰まっており固く停滞しています。 乳房などのリンパ節に繋がっており、乳がんの術後に浮腫みが強くなるのも腋窩リンパが関わっております。
▶腹部 臓器 腸
腸から吸収した栄養物や老廃物を一気に請け負っているので、非常に大きなリンパ節が存在します。 また、足部からのリンパ管も請け負っているのでなおさら重要です。 便秘などの腸の不調で環境が悪化するとリンパ管は腫れて詰まりやすくなります。 接続している足が浮腫んだり、免疫系統が狂ってしまうのも腹部リンパの流れの不調です。 腸内環境を整えることが改善の鉄則です。
▶鼠径部 股関節 足
足全体のリンパ節です。 足は心臓からもっとも離れているので、リンパの流れを良くするには、筋肉の力が大事です。 歩行不足などの運動不足、足関節の不調などによりリンパの流れが悪くなります。 また、前述の腹部リンパと接続しているため、足リンパが悪くなると腸環境も悪くなりやすいです。 股関節から足先にかけて、柔らかく強い筋肉にすることが大事です。
▶鎖骨
鎖骨下に鎖骨下静脈という大きな静脈があります。 左右両方に、全身のリンパの出口が存在します。 全身の最終出口になるためにココが詰まると全身のリンパが停滞します。 鎖骨下が詰まってします一般的な症状は【猫背 巻き肩】です。 胸郭・鎖骨まわりは、いつも柔らかくスッキリしておく必要があります。
※リンパの流れは、血液ほど速くありませんが血流の勢いにリンクしています。 血流の勢いを良くするには
- 姿勢の改善
- 呼吸の改善
- 動作の改善
が必須です。 免疫系の強化にもリンパは大事です。