さまよう骨盤

お役立ち情報第72弾

さまよう骨盤

 

◆骨盤は強力な動力パワーユニット

 重力に対する支持力と歩行などの動力の2通りの役目を持つ骨盤の凄さ

  「骨盤を固定して歩きなさい」とよく言われますが、これは大きな間違いです。

 常に前傾・後傾・左右・回旋を繰り返すのが骨盤です。 掛かる力は、重力、駆動力、加速力、回転力、張力、跳力さまざまです。 対応できるように、筋肉・神経がさまざまなバランスでプログラムされています。

◆骨盤は前傾なのか、後傾なのか

 

 どちらが正解ですか? とよく聞かれますが 答えは「どちらでも正解」です!

 骨盤は、パワーユニットですから 前傾・後傾でパワーの役割があるのです。

前傾後傾

高重心

力の加速

ジャンプ

話す

受験

食事

噛む

低重心

力のため

しゃがむ

聞く

勉強

排泄

飲む

などなどきりがありまあせんが、それぞれで対比するパワーになるようです。

なので、ケースバイケースで使いこなせる骨盤になること!! が正解ですね

◆固定されたり、過度になってしまった骨盤

 腰痛予防のためにコルセットを巻き続けたり、バレエやヨガなどで過度にポージングを強制されたり、発言もできない教師やコーチにストレスを受け続けることで、本来自由であるべき骨盤が固定されるか過度になってしまうケースが多いのです。

 心・情動にも影響する骨盤

引きこもりや消極的な性格の人は、後傾きが多く。 前向きで積極的に行動できる人は、前傾が多い。 一見、前傾に方が良い様に感じます。 本当にそうでしょうか?

 心・情動には、必ずON・OFFが必要です! ずっと積極的な状態で居られることはできません。

 しかし、実際心が病んでいる方 たくさんいらっしゃいますね。

◆骨盤を自由にするためには

 膝と足首の力を抜くこと・・・ 骨盤に接続している股関節の動きをよくするために膝や足首に力が入っていると股関節の神経が鈍感になります。 足は、リラックスが大事。 癒着やねじれは早く治すこと 圧着タイツや合わない靴もダメです

 お腹を軽くして、引き上げること・・・ 腸を重くして、骨盤に圧迫をかけないことです。 食べ過ぎ厳禁! 骨盤と腸の癒着を取って、骨盤を自由にさせましょう

 呼吸を深くすること・・・ 横隔膜や肋骨の振幅を大きくすることで、背骨を通して骨盤を引き上げることになります。 精神的にもリラックスでき骨盤の自由度が加速します

高級旅館おかみ女将のスゴ技

 超一流の女将になってくると、骨盤の前後傾の振れ幅のギャップが凄いです!! 深々と礼(後傾)したと思ったら、すぐに前傾に切り替わって表情豊にご案内! クレーム処理では、超後傾きになって、何も文句の付けようも無くなるのである。 これぞ、物腰柔らかな対応というわけです!!

「姿勢を正していただきます」というのは、骨盤を前傾にして、命をいただく喜びを嚙みしめなさいということです。

骨盤のパワーユニットは、偉大です!