ミレーvs田植え

お役立ち情報 その8 2020/9/7

ミレー(落穂ひろい)vs.田植え

上の写真が、ミレーの代表作【落穂ひろい】。下が日本の田植え風景です。

目的や用途は異なりますが、同じような姿勢で作業しています。 が、両者に大きな違和感を感じます。 皆さんは、どのように感じますか?

●ミレーの落穂ひろい

穀物を刈り取ったあとに、貧しい農村民が残った落穂をひろっている風景を風刺した絵画です。 

  • 寂しく、焦燥感を感じる
  • 背中がまっすぐ、腰から曲がっている
  • 手を腰に当たている 
  • 立っている人の姿勢が悪い

●田植え

  • たくましい感じ
  • 背中から曲がっている
  • 立っている人の姿勢がいい しっかり、前を見据えている感じ

【院長の考察】

✅ミレーの場合、腰を曲げた姿勢が辛さを感じます。 腰の一点で曲がっているので、腰に上半身の重さかかるわけです。 奥の女性は、腰に手を当てていますね。 貧しい農村の雰囲気を感じます。 

✅田植えの場合、背中・腰、全体で曲がっており、力の負荷が分散されています。 一歩一歩力強く前に進む感じが表れています。 立っている女性の姿勢がいい! お腹がしっかり立ち上がっています。 これっぽっちも迷いが感じられません。

今回の絵画と写真の比較は、その時その場所・目的に応じて違うものになるという例です。 

皆さまの姿勢を雰囲気を通して診た場合、家族や職場間の人間関係・その方の置かれている立場・将来の目的次第で、コロコロと変化しています。 

昨日の自分と今日の自分! 別人かもしれませんよ(^^)/